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AI検索「Genspark」の登場と、これからのホームページ制作の在り方

Genspark

皆さん、最近Google検索に代表されるような検索エンジンに「疲れ」を感じることはありませんか? 知りたいことを入力しても、トップに広告ばかりが表示されたり、同じような内容のまとめサイトばかりが並んでいたり…。

そんな中、検索の概念を覆す新しいAI検索エンジン「Genspark(ジェンスパーク)」が登場し、私たちWeb業界でも大きな話題になっています。

弊社では昨年5月のブログ『Google検索がAIへ!Web制作に変化?』でも予測していましたが、検索エンジンは今、単なる情報検索から「問題解決」を行うツールへと劇的な進化を遂げています。

今回は、このGensparkが何を変えるのか、そして和歌山のホームページ制作会社であるダススタイルがこの変化をどう捉え、お客様の集客・ホームページ戦略にどう活かしていくのかをお話しします。

1、Gensparkとは? AIツールの「役割分担」

今、世の中には多くのAIツールがありますが、弊社では目的によって以下のように明確に使い分けています。

  • ChatGPT / Gemini(サブブレーン): 文章作成やアイデア出し、思考の壁打ちが得意な「脳の拡張」
  • Perplexity(探偵、調査員): Web上の情報を探し出し、ソース(証拠)付きで回答する「調査のプロ」。但し、あくまで調査のみ。その内容の精査、正誤は人間が行います。
  • Genspark(編集者、エディター): 情報を横断検索し、その場でまとめ記事を生成する「情報のまとめ役」その場で「専用のまとめページ(Sparkpage)」を生成してくれます。

Gensparkの凄さは、単に答えを返すだけでなく、賛成・反対意見の比較や、時系列の整理など、「本来なら人間が複数のサイトを見比べて頭の中で行う整理作業」まで代行してくれる点にあります。

2、最強のAI連携プレー

では、私たちはこれらをどう業務に活かしているのか? 実は、一つのツールだけで完結させることはありません。以下のような連携(ワークフロー)で、「和歌山のホームページ制作」の質を高めています。

【ステップ1:調査・研究】
Perplexity / Genspark まず「探偵」や「編集者」に、最新の技術情報や競合調査、事実関係の洗い出しを行わせます。ここで「材料」を集めます。

【ステップ2:思考・考察】
ChatGPT / Gemini 集まった材料を「サブブレーン」に渡します。「このデータを元に、和歌山のお客様であれば和歌山、つまりお客様の地域性に合わせた企画を考えて」「論理的な矛盾がないかチェックして」といった指示を出し、分析・加工させます。

【ステップ3:判断・決断】
人間(プロ) AIが出したアウトプットが、本当にお客様のためになるか? 情報に誤りはないか? 最終的な「判断」と「責任」は、必ず人間が担います。

このように、AIに「使われる」のではなく、適材適所で「使いこなす」ことが、これからのWeb制作には不可欠です。

3、AIに「頼る」のではなく、AIで「時間を創る」

ここまで読むと、「なんだ、AIに任せきりなのか」と思われるかもしれません。しかし、私たちの意図は全く逆です。
私たちがなぜ、これほど徹底してAIを活用するのか? それは、「人間にしかできない仕事」に、もっと多くの時間を割くためなんです。
膨大な資料を読んだり、データの整理をしたり、、、などといった「作業」をAIに任せることで、私たちはこれまで以上に以下のことに時間を使えるようになってきました。

  • お客様とのより緊密な対話(ヒアリング)
  • お客様の市場に合わせた、きめ細やかな戦略の立案
  • AIにはまだまだ生み出せない、人の心を動かす「熱意、熱量」のある文章への仕上げ

AIはあくまで、私たちが本質的な仕事に集中するための「優秀なアシスタント」に過ぎません。
「AIがやったから速い」ではなく、「AIに作業を任せた分、私たち人がお客様のことを考える時間が何倍にもなった」。これこそが、私たちダススタイルが目指すAI活用の理想の形です。

4、「ソースがある=正しい」ではない。問われる「判断力、目利き力」

GensparkやPerplexityの大きな特徴は、情報の出典元(ソース)を明示してくれることです。
しかし、こればかりに頼ると、ここに大きな落とし穴があります。
1でも申し上げましたが、「引用元が書いてあるからといって、その情報が正しいとは限らない」ということです。
AIは、政府の公式サイトも、個人の適当な書き込みも、平等に同じ「情報」として読み込む可能性があります。 だからこそ、私たちにはこれからの時代に重要になってくるのは、ツールを使う側の知識、「目利き力」なのです。

  • 「誰が(どのドメインが)」言っているのか?
  • それは「いつ」の情報なのか?
  • 一次情報(実体験)に基づいているか?

私たちはAIが提示した回答を鵜呑みにせず、まず、「この情報は正確なの?」という「情報の信頼性」を瞬時に判断し、精査するフィルターとしての役割を担う必要があります。

5、今後、どう関わっていくか(Web戦略の転換)

こうなってくると、「AIが検索して答えをまとめてくれるなら、自社のWebサイトは見られなくなるのでは?」 そう不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私たちはこれを「本質的な情報発信が評価される時代の到来」と捉えています。
以前からもコンテンツの重要性を説いてまいりましたが、よりこれが重要となってきます。
弊社では、今後の和歌山のホームページ制作会社として、以下の3つの AIO(AI Overview)対策 を強化していきます。

① AIにとって自社サイトが「信頼される情報源」になる

GensparkなどのAIは、信頼できるソースを優先的に引用しようとします。
これまでの「キーワードを詰め込んだだけの記事」は無視されます。重要なのは、お客様だけが持つ「独自の実績」「専門的な知見」「生の声」をホームページに明記することです。AIに「このサイトは専門家だ」と認識させるコンテンツ作りを支援することがより重要となってきます。

② 構造化データ(マークアップ)による「読みやすさ」の提供

人間にとっての見やすさ(デザイン)はもちろん、AIロボットにとっても内容を理解しやすい裏側の記述(スキーママークアップ等)を重視していきたいと思います。これにより、AIが御社の情報を正しく拾い上げ、引用する確率を高めます。

③ 「検証」と「実装」のプロとして

私たちは業務のリサーチとして、ChatGPTやGemini、Perplexityをフル活用していますが、最終的な「判断」は必ず人間の経験に基づいて行います。
最新のAI技術を使いこなしつつも、最後は「人対人」の信頼を繋ぐWebサイト構築。それが私たちの変わらぬポリシーです。

④ ネットショップ(EC)における商品情報の最適化

これは特に物販、ネット通販を行っているお客様に関係する話ですが、Gensparkは商品の「価格比較」や「スペック比較」を非常に得意としています。 特に家電、カー用品、健康食品や、地域の特産品など、比較検討されやすい商品を扱っている場合、これからはユーザーがAIの作った比較表を見て購入判断をするケースが増えてきます。

一例として、和歌山の特産品(果物、梅干し、海産物など)を考えてみましょう。
ユーザーが「甘いみかんのおすすめは?」「無添加の梅干しで評判が良いのは?」とAIに聞いた時、単に商品を並べるだけでは選ばれません。 AIに「この農園のみかんは糖度が高く、コクがあると評判」と紹介してもらうためには、「生産者のストーリー」や「品質の裏付け」をWebサイト上で正しく構造化して伝える技術が必要になります。

【まとめ】

今までのような「ググる」と言った言葉に代表されるようなキーワード検索が中心の時代から検索の形が変わっても、「誰かの役に立つ正確な情報を届ける」というホームページの本質はなんら変わりはありません。 むしろ、もうすでに小手先のテクニックが通用しなくなる分、真摯に、真面目に、自分たちのビジネスに取り組む姿勢、そういった企業が報われる時代になっていると私たちは確信しています。

「AI検索時代に、自社サイトをどう適応させればいいか?お客様にどう共感してもらうか」 そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ和歌山のホームページ制作会社であるダススタイルにご相談ください。
最新の技術動向を踏まえ、最適な解を和歌山のみならず全国対応にてご提案します。