ホームページ制作のダススタイルが取り組んでいる、ユニバーサルデザイン、それをホームページ上で可能にする重要な方策であるアクセシビリティ対策について ご説明していきたいと思います。
アクセシビリティへの取り組み
アクセシビリティとは?
アクセシビリティという言葉は皆さんも以前から耳にしたことがあると思います。ホームページに限らず交通機関や建築物の利用の際にも利用しやすさという点でアクセシビリティという言葉が用いられます。
WEBサイト、ホームページにおきましては、誰もが負担なくホームページに掲載されている情報を閲覧し、共有でき、コンテンツやその他の情報・機能を利用できることを一般的に指しています。中でも高齢者や身体に障害のある方々に配慮して、いかに使い勝手の良いホームページであるかという意味で使われます。
アクセシビリティへの取り組み
皆さんは、WEBブラウザ(インターネットエクスプローラー等のホームページ閲覧ソフト)が標準で実装している「文字サイズの変更機能」、これをご存じでしょうか? と言うのも、一般の方々でご存じの方が少ないと言うのを耳にしたことがあります。
視力の弱い方々などがこの機能を駆使しているだろうか?と言うのにも疑問が残ります。また私どものような制作者側にも問題があり、ホームページ制作者側がアクセシビリティ・ユーザビリティを公言しているのに反して、出来上がったホームページはデザイン第一主義のため、あるいはターゲット限定のためか、文字サイズを固定して作成しており、この文字サイズ機能を全く使えなくしているという本末転倒な場合も見受けられます。
最近では、確かにデザインもかなり重要ですが、このアクセシビリティの重要性がホームページにも求められるようになり、これを踏まえて、公共サイトに限らず民間サイトでも文字サイズの変更をホームページ上で簡単に使用できる機能を盛り込んでいるホームページサイトもかなりの数で増えてきています。
私どもホームページ制作のダススタイルでも、「誰にでも優しいホームページを」をポリシーに、この機能を簡単に使用できるように、ホームページ制作に際しては基本的に盛り込んでいく考えです。実際私どものこのご覧になっているサイトでも、この文字変更ボタンを採用しています。(お客様のご希望にもより固定ピッチのフォント選択も可能です)
またこの機能に限らず、ホームページ制作におけるアクセシビリティへの取り組みとして、視力に障害のある方でもコンテンツをご利用いただけるように、音声ブラウザへの対応を推し進めるととともに、日本工業標準調査会のJIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針のガイドラインに基づき、基本的にその必須項目にはすべて対処できるようなホームページ制作を目指しています。
- JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針
- 2004年6月20日に,JIS X 8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第三部: ウェブコンテンツ」が日本工業標準調査会によって日本工業規格として公示されました。これは、高齢者や障害者の方々を含め、誰にでも見やすくアクセスしやすいWEB制作のためにすべきである事項についての指針として規定されたものです。
- ユニバーサルデザイン
- ユニバーサルデザインとは、ユニバーサル=普遍的な、全体の、という言葉が示しているように、「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることをいいます。
- バリアフリーと混同なさる方も多いですが、ユニバーサルデザインはバリアフリーよりも一歩踏み込んだ考え方です。たとえば障害者用などと名付けられた道具などは確かにバリアフリーの考え方で作られたものですが、一般の方が使用するものではない、あるいは使用するのには抵抗のある人もいらっしゃるでしょう。ユニバーサルデザインは、それぞれ平等、公平に利用できるようにすること、年齢や障害の有無などにかかわらず、だれもがさりげなく使えることが、ユニバーサルデザインの重要なファクターです。